セックスフレンドには、普通の友人関係、恋人関係、夫婦関係にはない、独特の距離感やつきあい方があります。
最大の目的はセックスで性欲を解消することで、それ以上のものはむしろ必要ないと言えます。
セックスという行為そのものは、恋人同士でもセックスフレンドでも変わらないかもしれません。
しかし、恋人同士であればセックスに不可欠であろう愛情が、セックスフレンドには必要ではないという違いがあります。
ただその瞬間の性欲を満たす、その瞬間を楽しむ、あるいはその瞬間の寂しさを紛らわせる……ただそのための手段としてのセックスにすぎないのです。
そしてそれに納得していること、割り切った関係を保つこと、それがセックスフレンドの理想型と言えるでしょう。
どちらか片方でもその関係を保つことが出来ず、つまり恋人のように、愛情や二人の関係に意味をもたせようとすると、セックスフレンドという関係はぎこちなくなり、遠からず終演を迎えるでしょう。
人が当然のように持つ愛情や関係性の意味などの感情を、セックスフレンドに対しては持ってはいけないのです。
それがセックスフレンドという関係性の特殊なところであり、難しいところです。
その感情的な制限からか、社会的にはどちらかと言うと歪な関係という扱いを受けることがほとんどです。
しかし大人の二人が合意の上で繋がっている関係ですから、法的にはもちろん、社会的にも本来は間違っているという扱いを受けるのもおかしな話ではあります。
割りきった関係というのは、しかし例えば、相手が風邪を引いたときに心配をしたりすることだってあります。
そこから先、相手の看病をしたりすると、もしかすると保ってきた距離感を崩してしまう可能性があります。
恋人同士であれば、むしろ積極的にするべきそういった行為も、セックスフレンドというスタンスを保つのであれば、逆にタブーとなってしまうのかもしれません。
セックスフレンドというスタンスを保つのに必要なのは、そういった距離感を絶対に保つこと。
それは時に、普通の恋人以上に心を費やす必要があるのかもしれないですね。